【思春期】子どもに問題が起きたときの心構え②
2013年11月11日子どもに問題が起きたときの心構え②
子どもに問題が起きたときに、ある程度あきらめて腹をくくることができたなら、次に大事なのは、
「心を揺らさない」
ことです。
問題が起こると、普通は心が揺れます。
いくら止めようと思っても、揺れてしまうものです。
それでも、心を揺らさないことがとても大事なことだと知ってほしいなと思います。
なぜ、心を揺らさないことが大事なのでしょうか?
問題が起きたときに、心が揺れているのは子ども自身です。
子ども自身どうしたらいいかわからなくなってしまい、心が揺れ続けています。
そんなとき、身近にいる親や先生らの心が揺れ、その揺れた心で関わりを持たれると、子どもの心はさらに揺れてしまいます。
すると、その子どもの揺れを見て、親や先生もさらに心が揺れるようになり…、お互いの心の揺れだけが大きくなってしまうという悪循環にはまってしまいます。
基本的に、揺れた心で関わるということは、その人の不安を相手にぶつけてしまうということです。
不安な心で発した言葉は、相手の心の不安を刺激し、言葉の中身よりも不安の感情だけが伝わってしまいます。
その結果、相手の心を揺らし、ざわめかせることになるのです。